新着順:120/8732 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

トランプ政権は変わった

 投稿者:風太  投稿日:2017年 4月13日(木)18時35分0秒
  通報
  トランプ政権の性格が変わったということを述べる為にも、その契機となったシリア化学兵器使用から話を始めさせていただきます。

シリアにおける反体制派支配地域へのシリア空軍の空爆で多くの住民が化学兵器で殺害されたとされる件ですが、

本当にそれが事実なのか私にはどうにも疑問符がつくのです。


まずシリア政府が化学兵器を使う意味が分からない。

国際情勢から言えば、トランプ大統領はロシアのプーチン大統領と友好的な関係作りに動いていました。

そしてトランプ大統領はシリアのアサド大統領の事を黙認するということまで述べています。

しかもシリアでは政府軍が優位に立ち、反体制派は追い詰められてぎりぎりの状態だったのです。

圧倒的優位な状況を化学兵器使用で失うことのデメリットを上回るような、使用しなければならない理由は無いと思います。

(逆に反体制派には化学兵器を使用するメリットはある)

結果リビア再びアメリカの攻撃対象にされ、アサド大統領は国際社会から批判を受けています。


また今回の件でロシアは、アメリカとの関係が悪化し、これはロシアの今後に悪影響を及ぼすこと必至です。

そんなことはわかっていたのに、アサド大統領はプーチン大統領の足を引っ張るようなことをするのでしょうか。

私はあり得ないのではと思います。


こういう事が起きると一番大事なことは誰が一番得をするのかです。

私は一番得をしたのはシリアの反体制派であり、次にイスラム国(IS)であり、その次が実はイスラエルなのではと思っています。

まず反体制派ですが、反体制派と言っても色々で、あの被害を受けた住民のいる地区を支配している勢力とは別の勢力にとれば、住民被害などどうでもいいはずです。

そしてここが重要なのですが、化学兵器は実は反体制派も製造拠点を抱えていて、実際に持っているという説もあるのです。

となれば反体制派が空襲に紛れて化学兵器を拡散させたという事も十分あり得るのではと思います。

ISも同様にこの件では利益を得ています。

追い詰められていたISは、この件で米露の連携による攻撃を当面受けずに済みますからね。

そしてイスラエルです。


イスラエルはロシアとはあまり関係が良くありません。

ネタニヤフ首相はロシアのプーチン大統領には好意など持っていません。

そして多くのユダヤ人がロシアを追われています。

そしてトランプ大統領の娘婿のクシュナー氏はユダヤ人であり、ネタニヤフ首相の友人なのです。

今回のシリア攻撃ではトランプ大統領を後押ししたのは娘のイヴァンカ氏であるともいわれています。

そしてシリアが窮地に立ち、中東の混迷が続くことこそがイスラエルの最大の利益になります。


結論を言わせてもらうと、私は今回の化学兵器使用と米軍の空爆で何が変わったかが大事だと思います。

それはトランプ政権の性格が大きく変わったという事です。

それまで政権の中枢にいたバノン氏は対ロ外交重視であり、シリア空爆などあり得ないというものでした。

ところがバノン氏ら政権幹部が排除されるとなると、クシュナー氏らが台頭します。

そしてこのクシュナー氏のバックには軍産複合体が控えていて、しかも彼はグローバリストなのです。


トランプ大統領は支持率も低迷し追い詰められていました。

そこで今までの中枢スタッフだったバノン氏らを切り、クシュナー氏らを中枢に置く。

その最初の仕事がこの化学兵器使用に乗じたシリア=ロシアへの決別宣言だったという事です。

一連の流れの中で軍の予算が増え軍産複合体は大いに潤い、国内向けにも支持率アップということになります。

もっとも空爆への支持は高くても、政権の支持率はさほど上がらなかったようですが。


こうしてトランプ大統領を祭り上げて政権を手中に収めたのがじつはクシュナー氏です。

ここから先、アメリカは外交的には対ロ関係は当面冷却化し、対中関係も予断を許しません。

しかも北朝鮮への対応も、最悪の可能性も十分あるという事になります。

トランプ大統領はすでに空母カールビンソンを朝鮮半島沖に動かしています。

カールビンソンは艦隊を伴って動きますので、半島沖には駆逐艦や潜水艦などを伴う一大艦隊が集結していることになります。

日本はこのまま安倍総理の下アメリカ追従策を続けていた場合、これまで以上に大きなリスクを背負う事になります。


最後に。

考えてみればトランプ政権を誕生させた当初の政権スタッフには親露派が多数参加していました。

トランプ大統領は内政を重視して、シリアへの攻撃など完全否定していたのです。

それが政権発足早々親露派が失脚し、代わってイヴァンカ氏と夫のクシュナー氏の力が強くなります。

そして今度はバノン氏が政権中枢から遠ざけられ、化学兵器使用を契機にシリア空爆、そしてロシアとの関係も冷え込んだわけです。

私はこの流れからみて、化学兵器使用もアメリカはわかっていたのではと疑いたくなります。

シリア軍基地空爆も予定通りだったのではないでしょうか。

そしてトランプ大統領の側近だったスタッフは排除され、クシュナー氏が政権を乗っ取る。

今はトランプ政権はクシュナー政権なのかもしれません。


じつは私はもう一つ思い浮かんでいたことがあります。

それはアメリカが北朝鮮を叩き潰した後のシナリオです。

このシナリオでは米軍が北朝鮮の中枢部を叩いて金正恩以下指導部を殺害する。

それと同じくして国境線上に配備していた中国軍が北になだれ込み一気に制圧する。

中国軍は表向き同盟条約に基づく作戦行動と主張し、北に直ちに傀儡政権を立てる。

このことはアメリカも承知していて、その傀儡政権が北朝鮮を段階的に民主化させていく。

これでアメリカは北の脅威を防ぎ、中国も米軍支配の韓国と国境を挟み対峙するリスクを回避できる。

この間の米中のトップ会談でじつはここまで話し合いが行われていたのではと推理します。

しかしこのシナリオで一番損をするのは国土が戦場になる韓国と北朝鮮であり、そして巻き添えを食うであろう日本です。

アメリカと中国は何もリスクなく損をするのは当事国の北朝鮮を除けば日本と韓国だけ。

まさに国民にとってこのシナリオは知らぬが仏です。

安倍政権では韓国と密に連絡を取り合い、最悪のシナリオを避ける努力は不可能でしょう。

しかも今韓国は朴大統領が失脚し、政治が空白状態という有様です。

日本も韓国も同じですが、親米ポチの政権では国民は悲惨です。


そして今後トランプ政権はどう変化していくかです。

私はクシュナー氏主導で軍産複合体とグローバリストがリードする政権に変質していくと思います。

ナショナリストが作り上げた政権が、グローバリストにいつのまにか乗っ取られていくわけです。

その先には再び依然と同様、いやそれ以上に厳しい流れが出来上がっているのかもしれません。

TPPも形を変えて復活することになると思います。

その流れに抗するには野党勢力が一致団結する必要がありますが、民進党の騒ぎを見てもすでにお手上げ状態です。

属国で長い間生きてきた日本人は、世界の流れを全く読めていないように思えます。


長文で少しわかりずらい文章になり失礼しました。 風太

?
 

新着順:120/8732 《前のページ | 次のページ》
/8732