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なぜ貴乃花親方が相撲協会内で嫌われるのか

 投稿者:風太  投稿日:2018年 9月29日(土)02時12分3秒
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  私は貴乃花親方引退について、とても残念に思っています。


今回の一連の騒動は、すべて大相撲の世界が抱えてきた膿、矛盾を、貴乃花親方が正そうとした事から起きています。

日馬富士の暴行事件は、白鵬が嫌う貴乃花親方の弟子で、モンゴル人力士会と疎遠な貴ノ岩が狙われたことに始まっています。

あの事件の本質は、自分たちの意にならない貴ノ岩への制裁だったと思います。

高校相撲部の集まりと称して貴ノ岩をおびき出し、屁理屈を付けて制裁をしたのでしょう。

それを知った貴乃花親方が、協会幹部連の説得を振り切り、事件を公にしたことが引退の一因のひとつになります。


大相撲の世界では、力士は米びつであり、特に大関横綱は看板です。

たかが平幕力士の為に、横綱を引退に追い込むなどとんでもないと幹部連は考えたのでしょう。

貴乃花への有形無形の圧力は、すべて事実だろうと思います。

それが相撲の世界の常識ですからね。


そしてこの件で協会幹部連が恐れたのは、モンゴルからの力士供給ルートが途絶えてしまう事です。

貴ノ岩が制裁を受けた場に、日馬富士と鶴竜が呼ばれていたのは、白鵬が仕切るモンゴル人力士供給ルートに、二人を誘う為でした。

それがこの事件が表ざたになり、ルートが壊れる事を協会幹部連は恐れたのでしょう。


長年公益法人としての活動よりも、興行を優先してきた結果、日本における相撲人口は減少の一途をたどり、日本人だけでは力士の数が足らない状態です。

実際に番付を見ても、裏方さんまで記載してようやく番付が埋まる体たらくなのです。

ゆえに親方連中にとっては、モンゴルルートをはじめ、出稼ぎ外国人ルートが生命線なのですね。

それを貴乃花親方がお構いなしに事件化してくれて、彼らは大慌てだったと思います。

それで子飼いの相撲記者や、マスコミを動かして、貴乃花を組織人として失格と、論点逸らしを画策したのです。

おかげで日馬富士一人を放逐するだけで、事件の本質から世間の目を逸らすことに成功したのです。


あと貴乃花親方追放の原因の一つは、彼が理事選挙に、負ける事がわかっていて立候補した事です。

この事について貴乃花は、自分が立候補しないと選挙が行われず、協会の体質は変わらないことになる。

ゆえに自分が立候補して選挙を行わせたような事を述べています。

これは各一門を機能させ、相互監視やボスの睨みを効かせることで、協会内を執行部が完全に支配する組織を作り出そうとしていた幹部連を怒らせたはずです。


加えて言うと、貴乃花という人は、言ってみれば大相撲の重しのような存在だったと思います。

彼は何よりも大相撲が崩れていくのを阻もうとしていた。

弟子を可愛がり、力士を大切にする協会にしようとしていたのですね。

だから廃業した力士の事を考えて、教習所で高卒の資格が取れないかと考えていました。

土俵の上での作法にもかなりうるさかったと聞いています。

巡業では土俵の傍に陣どって、力士の動きに常に目を光らせていたようです。


そんな貴乃花を嫌う力士が白鵬です。

元々は大鵬さんに付いて、横綱の心得を聞いていたはずの白鵬でしたが、大鵬さん亡き後はタガが外れました。

あの立ち合いの醜さや、反則技の肘打ちをかち上げとする強引なやり口。

他の力士では肘打ちをする力士はほとんどいない中、白鵬は何人もの力士をあれで倒しています。

しかし協会は白鵬を庇い続けます、彼が看板であり、またモンゴルルートの元締めだからです。

したがって貴乃花親方引退で白鵬のやりたい放題が続くことになり、大相撲の変節に歯止めがかからなくなりました。

白鵬は2020年までは現役を続けると言っていますので、これからは再び注射相撲が蔓延することになるかもしれません。

白鵬は横綱を勝手な解釈で別物にしようとしていますが、今の相撲協会はそれを止められません。



話が長くなりましたが、なぜ貴乃花親方が嫌われるのかと言えば、彼が非常にまじめに大相撲に取り組むのに対して、協会の幹部親方達があまりにも俗にまみれているからでしょう。

彼らにとって貴乃花親方は自分たちの醜さを否応なしにあぶりだしてしまう厄介な存在です。

ゆえに幹部連は貴乃花親方に反発するのです。

今回の騒動で協会から貴乃花親方が消滅します。

もう協会の内部崩壊を食い止めようとする親方はいなくなるでしょう。








 

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