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明治(近代)幕府体制は江戸幕府体制と同質の「幕藩体制」。従って崩壊は幕府と人民の対立によってではなく、各藩の離脱による道

 投稿者:青トマト  投稿日:2020年 5月28日(木)00時13分10秒
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  これが日本の中世から近世そして今に至るまでの体制転換のスタイル(法則的動き)なのです。

中国では秦帝国の崩壊以来、これとは全く違っていて、「天下動乱」は人民戦争(人民革命)によったのです。

人民中国の誕生にしても蒋介石国民党と毛沢東共産党の凌ぎ合いが人民(農民が主体)蜂起を背景にして戦われて、項羽と劉邦の凌ぎ合いの如き有様だったわけです。

日本では権威としての天皇問題が介在しつつ、平家政権の滅亡から鎌倉幕府滅亡、室町幕府の戦国動乱を招きつつの滅亡、そして豊臣政権の自滅的滅亡。これら総てが人民動乱戦争がはじまっての動力として起こって次の政権の誕生動力として作用したという事は全く無いのであって、

それまでの政権を構成している有力構成員の「見放し・離反」によつて始まり新秩序構成の模索によって達成されてきている訳であり、明治(近代)幕府が江戸幕府のハイカラ洋装をまとっただけであり、新利権幕藩の維持継続であったことから、今現在進行中でさらに激しく推移するであろう動きも中世からのものと同質であろう。

人民と皇帝政権の戦いではありえない。

欧州におけるような人民と特権エリート王室の戦いや人民とエリート政府との戦いや、

中国におけるような人民と皇帝や特権政府との戦い、ではありえない。

これは、やはり日本が、国民も政権担当者や指導層が「理性が働いて配慮が効く国民性」を維持しているからではないだろうか。

尤も、私は皮肉屋だから、これをもって日本が優れている(まあ、そうは言えはするのだが)とか海外が野蛮だとかは言わない。

海外人民のほうが日本人より遥かに知性的であり信仰心厚く大人であり、日本人はまるで幼児だ。綺麗ごとを生きて満足している。外国人は綺麗ごとでは生きて行けないのだ。

日本は知性も思想も信仰も無に等しい。だから日本人に親近感が抱けなくて海外人に親近感を抱く。これが皮肉屋の私であり、「日本世界一を目指す」なんて看板は日本の恥さらしと思ってる。

日本のインテリは律令以来、漢籍と洋書を教養と出世の種として与えられて来たので、思想背景の由来を考えず、慣れ親しんで来ただけであるから、中国漢文化圏と欧州の政権体制転換のパターン(姿)もその公式イメージで考え予測してしまう。

だが、日本はこれとは全く異なった転換をしてゆく。

そもそも、江戸徳川幕府が徳川慶喜による大政奉還によって明治憲法よりも遥かに近代的開明的な議題草案により近代的議会政治に踏み出そうとしたが、それが挫折してしまった根本要因とは何であったか?

それを探り当てれば判る事だが、幕藩体制とは「戦国以来の地域的諸侯の利権の均衡維持」によるものであり、絶対王政の強権を持つではない。従って諸侯が離反すれば御終いであり、これは、鎌倉幕府も室町幕府も同様である。

それにより豊臣恩顧の外様有力諸藩が幕末危機に離反し天皇の権威を利用してクーデターに走り、幕府側が打ち出した近代議会制は流れてしまい、挙句の果てに討幕勢力はプロシャが指導するドイツ帝国の体制に倣い、さらに信仰心が厚いドイツ人も本質を知れば卒倒するであろう愚行を引き起こした。それは皇帝にローマ法王を据えるといった類の愚行である天皇の元首化であった。

これは、天を地に落とす愚行である。

まあ、少し論点がずれたが、明治(近代)幕府も諸侯にあたる利権勢力達の離反により、アベは浮き上がるに至っていると考えられる。

そこにおいて日本国民は、中国の人民戦争の人民ではない。欧州の革命動乱市民農民ではない。

温厚な秩序正しい農工商民なのだ。しかし、反抗はせずとも離反はする。

だが、現在の諸侯である利権勢力は自分の利権維持と権力が危うくなるので、積極的に「討幕」に走るのだ。平家政権から鎌倉幕府から室町幕府から豊臣政権から江戸幕府まで同じである。

問題は、次の政権体制の「質」であろう。

「質」が悪いとその後の天下の質が悪化する。

徳川幕府の偉大性は出発点において国際的に正しい選択を出来た事であり、それにより江戸幕府の天下泰平を招いた事だ。

組む相手を間違えなかった事だ。これは豊臣の失敗から学んだ事だ。

即ち新教国のオランダ・英国を相手として宗教侵略を行使してきていた旧教国を排除して、朝鮮との和解を推進した努力を言うのである。

今後の次の日本の政治体制は、この家康の英知と英断を大いに参考に学ばなければならない。

信長の挫折と豊臣の挫折から学んでの家康の英知は、信長と豊臣により、当時の日本の溜まり込んでいたストレスが吐き出されたからである。

江戸徳川幕府の幕末の挫折と明治国家の失敗。それら日本近代のストレスがアベ政権の末路によ
って徹底的に吐き出されるだろう。コロナウイルス対策の御粗末さが象徴的であり、次には国際的バブル崩壊により、ストレスは完全排出されるだろう。

従って、徳川政権的な安定平和確保政権を誕生させられる条件は整うだろう。
 

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