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日本の新型コロナウイルス対策は迷走しています。
世界では当たり前の対策すら取られていません。
なぜなのか?その答えは素人のような専門家が、対策のトップに君臨しているからです。
私はその集団を感染ムラと命名させていただくことにします。
トップは厚労省の医系技官、その下に感染症学会系の医師集団、そして国立感染研と全国の衛生研、さらには保健所からなる集団です。
先ほどテレ朝で政府分科会の釜萢委員が、番組コメンテーターの玉川さんや石原さんらと激論を交わしていました。
特に玉川さんとの議論はかなり凄まじいものがありましたが、この議論で釜萢委員が代弁する分科会の専門家のレベルがはっきりとしました。
要するに、最新の医学や科学が全く理解できていないのです。
だから世界中で当たり前のように行われているPCR検査についての見解も、その無知ぶりを曝け出していました。
釜萢委員は、よく言われる検査の欠点を持ち出してきて、この検査をウイルス対策の有効な戦略的手段とは認識できていない事を曝け出していました。
その欠点とは、擬陽性と偽陰性への認識のことです。
特異度が99%だと、どうしても陰性なのに陽性とでてしまう人が出てくるというというあれです。
しかし実際は特異度99.99とも99.999ともいわれているのです。
中国武漢で行われた900万人を対象にした検査でも、擬陽性は3人程度だったと言われています。
国内での700人規模の検査では、0人でした。
もうほとんどこだわるレベルではないのです。
また検査の感度の問題(偽陰性にかかわる)もPCR検査軽視の理由として持ち出されます。
こちらは感度が7割というのがその理由です。
しかしそれも検査の検体採取法を工夫したり、検体を複数取る事や、検査機器の改良で、いまや9割以上とも言われています。
また週に2回もやれば、偽陰性の問題は解決できるでしょう。
番組内でもその辺を玉川さんが指摘され、さらに分科会の認識として持ち出してきた数値の根拠を問うていましたが、
釜萢委員は、ついに明確には答えられませんでした。
まあ最新の事情も全く分かっていない分科会のメンバーでは、答えられるわけないのでしょうが。
結局この程度の人たちが、感染ムラを形成し、自分たちのテリトリーを守るために必死だという事です。
だから対策は後手後手になるしかなく、最新の科学など行使できるはずもなく、相変わらずの堂々巡りを繰り返すだけなのです。
ちなみに驚いたことに番組コメンテーターの山口さんは、こんな釜萢委員の説明にも納得なされていたようです。
この方東大法科を首席で卒業され、財務省のキャリアで、日米で弁護士資格を持たれているようですが、なぜ疑問を感じられないのか不思議でした。
私が考えるに、この方は科学は常に進歩を繰り返して動いているという事が捉え切れておられないのでしょう。
物事を停止してみているので、釜萢委員の説明にも納得してしまうのだろうと思いました。
東大でのエリートとかどうかよりも、物事を推し量って考える能力や、自称は常に動いているものであるととらえる為の想像力が欠落しているようです。
ともあれこうして日本の新型コロナウイルス対策は、どんどん追い詰められているわけです。
そして政府専門家の分科会がこの体たらくなので、世の中には陰謀論がはびこり、大混乱状態です。
こういう時に大事なのは、情報を発信している発信元が確かなものなのかの確認ができるかどうかです。
私は日本は新型コロナウイルスの脅威に直面し、今やカオス一歩手前状態だと認識しています。
以下私の信頼する先生の一人である、東大先端研の児玉名誉教授の講演会の模様の動画を紹介させていただきます。
https://www.youtube.com/watch?v=uv8fRwxP3K0
この動画は21分過ぎから始まりますので、そこからご覧になられてみてください。
これが世界標準の世界です。
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