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日本の株高を予想した人物の中に高名な投資家のビル・ロジャースがいます。
彼は二年前に日本株をすべて売却していましたが、しかし今年に入り、再び買いなおしていたのです。
その理由はたった一つ、日銀の黒田が買うからだと。
そしてその言葉通り彼が買ったのは東証一部上場企業を買う事になるETFでした。
そう、日銀が株価を買い支える為に大幅に買い上げているあれです。
日銀は幾らでも買い上げることができますから?こうして日銀が黒田総裁でいるうちは下がる要因が無いと判断したのです。
そしてその通りに今のところ展開しているという訳です。
富裕層はそれがわかっているので一喜一憂せずに、この間ひたすらETFや、日本株の中でも東証一部の優良銘柄を買い続けて資産を膨らませていったことになります。
一方持たざる一般の国民は、株は怖いものという教えにしたがい、ひたすら一般向けの常識で見逃し続けていたことになります。
株価は本来企業業績やらのファンダメンタルを基本に変われたり売られたりするわけですが、実際は別の要因が大きく働きます。
ビルロジャースはそのなかに国の思惑をあげています。
それがわからないから多くの一般国民は手を出し辛いのです。
一時期国民の中にある一般常識を変えようとしたホリエモンは、監獄にぶち込まれることになります。
話を戻しますが、ビルロジャースの思惑通り、日経平均株価は連日の高騰を演じました。
まあアメリカ株に追従しただけのことですが、アメリカも日本も新型コロナワクチン完成後の思惑で上がっているだけです。
但し日本株の場合は下がってもある程度で踏みとどまるという安全弁(日銀)がついているわけですね。
こんなおいしい話は無いという事に気が付いたビルロジャースは、賢かったことになります。
しかしそうなるとこの株価も、日銀黒田総裁が辞任するまで、つまり菅政権が退陣するまでという事になります。
そしてその時に一番ダメージを被るのは、勿論投資家ではなく一般国民という事です。
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