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南北戦争の始まりは、
南部13州が同時にUSAから離脱して始まったのではありません。
サウスカロライナ州が単独で離脱したのですが、それに続いて南部諸州が離脱して行って、北部が離脱を阻止しようと考え、南部がそれに反発して戦争となったのです。
ケンタッキー州は南部派と北部派に分裂しました。
それまでの米国の経済発展により南部は農業経済が国際競争力が強く、自由貿易を指向し、工業に立脚する北部は競争力がまだ弱かったので保護貿易を指向し、自由労働者としての黒人労働者を欲して、南部の農場縛られた黒人奴隷が解き放たれる事を望んでいたのです。
要は、南部と北部の生業をかけた利益の衝突であったので引くに引けなくなったのです。
ところで、今回のテキサス提訴は、テキサスが独立に走る事を最高裁判所が恐れたと観測する見解がユーチューバーの何人かで語られていますが、
確かにテキサスは徳川幕府体制下の西南雄藩のように強力であり、南北戦争でも最後まで北軍に抵抗した州なのです。
しかし、今回は自分からは離脱しないでしょう。
離脱しては目的に反するからです。
独立指向は多くの州が持っています。東海岸小さな州の幾つかも独立指向を持っているのです。
もしも最高裁判所が提訴を取り上げると、
訴えられた四州や、それに味方する多くの州の幾つかが、むしろこちら側がUSAからの離脱に走る可能性が考えられたでしょう。追い詰められることになるからです。
直ぐにではなくてもね。
ですから最高裁判所は却下に走ったのです。USAを分裂させたくないからです。
こう出ることは読まれていたと思いますよ。
知りつつ提訴したのでしょう。却下となっても四州は追い詰められる事になったのです。
選挙不正やクーデターへの摘発と制裁は正統な権力が行わなければならず、その彼(政治権力)の仕事なのです。
ボールを最高裁判所は政権に投げ返して来ただけの事です。
トランプ政権は前もって民主党側の選挙不正が大々的に行われると知っていたとの論評もありますが、私はそうは考えていません。
ある程度はやるだろうとは考えていたでしょう。トランプ政権が知りつつ放任したとは考えていません。
やらせた勢力は共和党と民主党を操る本当の権力と考えています。
バイデン民主党に先制攻撃させてトランプ共和党政権に応戦を強いたのでしょう。
そうすれば、両者が真剣に戦闘に入るからです。国民も真剣に戦闘に参加して戦いは激しくなるからです。
米国民が自分で破綻が顕在化しても再建に立ち直るように仕向けたいのではないでしょうか。
賢い親ですね。詰め込むのではなく、自分で課題に立ち向かうように仕向けるんだ。日本の親達は阿呆ばかりですよ。青トマトも阿呆でしょうね。
日本が過保護国家であるのとは大違いですね。
日本国民は温室育ちで肥料投入一杯の「うどの大木」で座敷の中で飼われているペットですよ。
ボヤーとしてても誰も叱ってくれないから極楽とはここのことかも知れません。
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