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オミクロン対策は、デルタ種とは全く異なる事になりそうです。
なぜならばオミクロンは感染力はけた違いに大きく、しかし殆どは上部気管でウイルスが留まるために、肺炎などによる重症化が少ないという背景があります。
ただし感染者は拡大し続けるので、経口薬の迅速投与の為にも、その判別を迅速に行う必要があり、対して日本の場合検査体制が脆弱なままという問題があります。
岸田総理は、PCR検査に前向きなのですが、いまだに厚労省が足かせ状態ですね。
今更検査体制の急拡大は不可能なので、今後はその点が非常に懸念されるところです。
しかし、オミクロンは南アではすでに終息に向かっているという説もあります、それが事実ならば春までにはなんとかなるかもしれません。
ただオミクロンは健康な人には軽症でも、高齢者や持病もちにも軽症のままだというエビデンスはまだありません。
そして南アと日本では、年齢別の人口比率が大分異なるのです。
そんな中でも一部の経済至上主義の人たちは、相変わらず直ちに感染対策を止めるべきと騒いでいますが、やはり医療の対応は重要です。
ワクチンはすでにウイルスが相当に変異を繰り返しているので、効果は限定的になっています。
しかしそれでもある程度の効果は期待できるエビデンスがあるわけで、私は3回目の接種については、高齢者や持病のある人対応で急ぐべきと思います。
あとこれは阪大で治験が進んでいる対策ですが、外出時、特に飲食前に口腔内の消毒をすることで感染を防ぐ対策は、オミクロンの場合、かなりの効果が期待できるのではと考えています。
歯科で普通に使われている口腔内消毒の為の高濃度次亜塩素酸水をお店で用意しておき、外食前に使う事で感染を阻止するというやり方です。
これで一時間程度は感染防止の効果を期待できるようです。
まだ専用液が市販されるまでには至っていませんが、それでも個人的には市販されている口腔内の消毒液スプレーなどでも代用できたらと考えています。
これと店内の空気清浄機の活用で、飲食店内等での感染対策が可能ならば、経済対策で役立たせることができます。
今はそんなこんなで、この時期を乗り切るしかないのではと、考えています。
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